2020/11/02
UbuntuへのUnrealEngineのインストール。 Windows/MacOSへのインストールは、インストーラがダウンロードできるようだが、Linux版はなくソースコードからインストールする必要があるとのこと。 UE5に向けてUE4を練習しようと思ってインストールした。 そのメモを記す。
環境
もろもろ
AMD Ryzen 3600X
NVIDIA GeForce 2070 SUPER
Ubuntu20.04LTS
参考
作業はEpicGamesの公式ページを参考にした。
手順
1. EpicGamesアカウントの登録
OAuthでログインした。
2. ライセンスへの同意
UEのライセンスの確認して同意(ちゃんと読んでください)。 QAを見ると、UE5ではUE4からライセンス事項の変更がないとのことで安心した。
3. Githubアカウントの連携
UEはライセンスに同意すると、ソースコードにアクセスできるようになる。 インストーラがダウンロードできないLinux版ではリポジトリからソースコードを持ってきてインストールする必要がある(リポジトリ内にインストーラがある)。 プライベートリポジトリとなっており、アクセスするためにGithubアカウントを認証する必要がある。
4. リモートリポジトリにアクセス
公式のUEリポジトリにアクセスし、release
ブランチを選択(デフォルトでrelease
)。
その後、git clone
またはDownload ZIP
でコードをローカルPCにダウンロード。
5. READMEのインストール手順を再確認
EpicGamesのページにもインストール手順は書いてあるが、ここからはGithubリポジトリのインストール手順 も確認しながら進める。
6. インストール
ローカルリポジトリに移動し、以下を実行。
./Setup.sh
./GenerateProjectFiles.sh
make # -jオプションをつけなくても複数CPU負荷が100%なので、並列化はユーザが気にする必要はなさそう
7. 起動
実行ファイルがUnrealEngine-release/Engine/Binaries/Linux/UE4Editor
となっている。
ターミナルから./UnrealEngine-release/Engine/Binaries/Linux/UE4Editor
のようにするとUnrealEngine
が起動する。
8. UEをランチャーから起動できるようにする
上記コマンドでUnrealEditorを開けたが、ターミナル外(ランチャー)から起動したいので、設定する。 Ubuntu20.04で試したところ、手を加えない状態ではランチャーから直接起動することはできなかった。
ランチャーに追加されたアプリケーションは、~/.local/share/applications
以下に保存されている。
確認したところ、com.epicgames.XXX
が3種類あった。
ここでは、.local/share/applications/com.epicgames.UnrealEngineEditor.desktop
を編集する。
変更前のファイルがこちら。
#!/usr/bin/env xdg-open
[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Exec=/home/<username>/Lib/UnrealEngine-release/Engine/Binaries/Linux/UnrealVersionSelector-Linux-Shipping -editor %f
Path=/home/<username>/Lib/UnrealEngine-release/Engine/Binaries/Linux
Name=Unreal Engine Editor
Icon=ubinary
Terminal=false
StartupWMClass=UE4Editor
MimeType=application/uproject
Comment=Created By Unreal Engine
変更後のファイルがこちら。
#!/usr/bin/env xdg-open
[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Exec=/home/<username>/Lib/UnrealEngine-release/Engine/Binaries/Linux/UE4Editor # ← ココだけ変更
Path=/home/<username>/Lib/UnrealEngine-release/Engine/Binaries/Linux
Name=Unreal Engine Editor
Icon=ubinary
Terminal=false
StartupWMClass=UE4Editor
MimeType=application/uproject
Comment=Created By Unreal Engine
この変更は、ランチャーから実行するコマンドを変更したというもの。7-起動
で起動コマンドを確認していたので、そちらに合わせて変更した。
これにより、ランチャーからUE4を起動できるようになった(思ったよりも起動時間が長いので注意)。
他の2つはどうやら意味がなさそうで邪魔なので消した。(自己責任でよろしくお願いいたします。)