2025/09/30
はじめに
Ubuntuで、usb周りのパッケージを更新したくて、再インストールなどをしていた。
最新を取得したいと思い、 apt remove
をしたところ、その削除に伴い、デスクトップのUIがそのまま暗転し、何もできなくなってしまった。
作業流れ
強制 Reboot
いつものおまじないで、デスクトップを強制再起動する。
Alt+PrintScを押下したままR→S→E→I→U→B
デスクトップにログインできないことを確認
祈りつつも再起動したが、デスクトップにはログインできない。
TTYログインはできたので、そのまま普段の認証情報でログインした。
パッケージの状態を確認
まずは、
$ sudo apt update
して、
$ apt list --upgradable
を確認までした。
autoremove
の対象が存在するが、これは間違いなく実行してはいけないので、無視する。
削除してしまったパッケージを確認
幸い、 ~/.bash_history
に、 apt remove
したコマンドが残っていた。
$ cat ~/.bash_history | grep 'apt remove'
削除してしまったパッケージをインストール
$ sudo dpkg --configure -a
$ sudo apt install <パッケージ名>
再起動
祈りを込めて、
$ reboot
動作確認
引き続き、desktopにログインできないことを確認し、再度TTYログインし、削除してしまったパッケージにより、何が巻き込まれて削除されたかを確認する。
$ apt-cache rdepends <パッケージ名>
これをして、疑わしいパッケージを見つけたので、
$ sudo apt install <疑わしいパッケージ>
をして、
$ reboot
動作確認
無事、desktopにログインできることを確認した。
おわりに
今回は、ネットワーク接続が可能な状態だったのが不幸中の幸いだった。
反省として、今後は以下の記載内容をしっかりと確認してコマンド実行をする。
The following packages will be REMOVED: