2022/09/04
はじめに
最近,Rust が好きなので,自分でもなにか文書を書きたいと思い,紹介・インストール・Hello World までを日本語で1ページにまとめてみた.
書き出し部分は公式ドキュメントを参照.
Rust とは
Rust とは,公式によると,
Rust
A language empowering everyone to build reliable and efficient software.
とされており,「全ての人に信頼性のある効率的なソフトウェアを構築する力を与える言語」といったところだろうか(拙訳).
Rust の特徴
システムプログラミング言語でありながらメモリ安全性を実現する言語と紹介されることが多く,ガベージコレクション無しでメモリ安全性を保証している.
パフォーマンス面において,高速かつメモリ効率がよく,それを求められるサービスや組込みシステムなどに向いている.
高信頼性面は,リッチな型システムと Ownership モデルのメモリ安全性保証によって実現されている.多くの種類のバグはコンパイル時に発見することが出来る.
インストール
公式のインストールガイドにインストールコマンドが載っている.
macOS, Linux, Unix 系 OS では,以下のコマンドでインストール可能.
$ curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
必要に応じて, ~/.cargo/bin
にパスを通す.
インストール確認コマンドは以下.
$ rustc --version
$ cargo --version
Hello World する!
プロジェクト作成
カッコつけて HelloWorld すると書いたものの,Cargo を使うと 10 秒くらいで HelloWorld 出来てしまう.
以下のコマンドを実行する.
$ cargo new hello_world
$ cd hello_world # Rustプロジェクトに移動
デバッグ実行
これにより,カレント配下にhello_world
ディレクトリが作成され,これが Rust プロジェクトとなる.
$ cargo run # Debug実行
Compiling hello_world v0.1.0 (/xxx/yyy/zzz/hello_world)
Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.16s
Running `target/debug/hello_world`
Hello, world!
hello_world/target
には,依存パッケージやビルド結果が格納される.
ビルド
ここまでで,Debug 実行が出来たので,次は HelloWorld を Release ビルドしたい.
$ cargo build --release # ./target/release/hello_world が実行バイナリになる
$ ./target/release/hello_world
クリーンアップ
最後に,実行用のファイル達 (./target
にあるやつ)をキレイにして,HelloWorld を終了としたい.
$ cargo clean # ./target そのものが削除される
おわりに
バックエンドでたくさん使いたい言語ですよね!
感覚で使ってしまっている面が多々あったので,しっかりと開発できるようにしていきたいです.